敷地の上空を他人の電線が通っている、売るときの注意は?
売却する土地の上空を他人の電線が通っている!
売却を依頼された土地ですが、現地を見ると、隣地をまたいだ奥の道路にある電柱からの電線が通っています。
所有者様に確認すると、相続したものなので、全く認識はされていませんでした。
家は昭和30年代に建築されたもので古く、どういった経緯で敷地をまたいで電線を通したのかは不明ですが、当時は所有者さんのご了解を得られたのだと思います。
でも、売却するとなると、他人の電線が通っていると支障があります。
新築する家の邪魔になるからです。
これは、撤去・移設してもらわなければなりません。
電線の撤去はどこに依頼するか?
電線ですから、九州電力さんにお尋ねしました。
すぐに調べてくれて、九州電力送配電株式会社さんのご担当者さんから連絡がありました。
電線撤去に費用はかかるのか?
九州電力さんの方で、移設する手続きを取ってくれるとのこと。
費用の方もかからず九州電力さんの負担してくれるとのことでした。
撤去にかかる時間
ただ電線の撤去・移設となると
・電柱を新たに設置する・引き直しが可能か近隣住民の方の確認や了解が必要・電線を引き直す・電線を撤去する
などが必要らしく、撤去・移設完了までに、3ヶ月程度掛かるとのことでした。
まとめ
買主さんへの物件の引渡しは、撤去が完了してからになります。
もし、自分の敷地に他人の電線が通っている場合は、売却に当たって、少し余裕を持ったスケジュールを組んだ方がよいかもしれませんね。